柔術との出会い
私は小学生の頃から柔道を続けていました。身体が小さかったため、常に大きな子どもたちに敗れることが多く、柔道は自分には向いていないと感じながらも、続けていました。
高校生になっても自分のやりたいことが見つからず、柔道部に入部し、なんとなく3年間柔道を続けました。しかし、大学進学の際に柔道を辞める決断をしました。格闘技を経験していたこともあり、身体を動かしたいと思っていたところ、家族がブラジリアン柔術を始めていました。そこで体験に参加することにしました。
正直なところ、格闘技ジムには怖いイメージや厳しい練習の印象があり、あまり気が進まないまま家族に連れられて行きました。
しかし、実際に体験を始めてみると、指導者が非常に優しく、技術を丁寧に教えてくれました。練習も自分のペースで続けられる素晴らしい環境でした。そこから私の柔術の道が始まりました。
今振り返ると、初めて体験に行った道場が非常に良い場所であり、運が良かったのかもしれません。
私はブラジリアン柔術の魅力に惹かれ、多くの時間を費やしてきました。
2021年には全日本ブラジリアン柔術選手権で優勝し、日本一の栄冠を手にしました。2024年には愛知で開催された世界大会で優勝し、世界王者となることができました。同大会では無差別級にも挑戦し、体重差が40キロ以上ある相手に勝利し、4試合を戦って準優勝を果たしました。柔道の時には大きな相手に敗れ続けていた私が、こうして大きな相手と戦い勝利できたのは、柔術のおかげだと感じています。
現在、インパクト藤井寺というブラジリアン柔術のジムを開設することができました。
柔術に出会ったことで、退屈だった日常が楽しくなり、自信を持つことができるようになりました。もし柔術に出会っていなければ、23歳で自分のジムを持つという選択はしなかったでしょう。柔術を通じて多くのことを学び、年齢に関係なく多くの仲間と出会うことができました。
私は柔道や柔術を通じて様々な道場を見てきました。そのため、格闘技の良い点や悪い点を理解しています。インパクト藤井寺では、誰もが気軽に格闘技を始められるジムを目指しています。ダイエット目的や試合出場、技を学びたい、自信をつけたいなど、様々な理由や目的があると思います。格闘技の厳しいイメージではなく、娯楽として柔術を楽しんでほしいと考えています。ぜひ一緒に柔術を楽しみましょう。マットの上でお待ちしております。またお会いしましょう。
